喀痰吸引等研修 募集要項
医療法人社団曙会
2025年 喀痰吸引等研修(第1号研修・第2号研修)
募集要項
お問合せ窓口 | 流山中央病院居宅介護支援事業所 喀痰吸引等研修機関事務局 電話番号 04-7155-6641 |
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1 目的
2 実施主体
3 対象者
(1) 県内の高齢者・障がい者の施設・事業所に勤務している介護職員であること。
(2) 研修の全課程を、確実に受講できること。
(3) 所属施設・事業所に、たん吸引等が必要な利用者がいること。(居宅系サービスの場合は、連携する訪問看護事業所にたん吸引等が必要な利用者がいること。)
(4) 次の基準を満たす実地研修機関(原則として泉リハビリテーション病院・特別養護老人ホームあざみ苑・はまなす苑・でいごまたは受講者が所属する施設・事業所、利用者宅)において実施研修を行うことができること。
*実施研修機関選定基準
①国または県の指導者講習を修了し、実施研修を指導することのできる医師または看護職員(看護師、保健師および助産師)との連携および役割分担による的確な医学管理および安全管理体制が確保できること。
②当該管理体制の下、次の条件が担保されること。
・書面による医師の指示を受け、実施研修を実施することができること
・利用者または利用者本人からの同意をえるのが困難な場合にはその家族など(以下「実施研修協力者」という)に対しての研修の趣旨を説明した上で、実施研修への協力について書面による同意承認を受けることができること。
・事故発生時の対応(関係者への報告、実施研修協力者家族への連絡など適切かつ必要な緊急措置および事故対応などに係る記録および保存などを含む)について、体制を整備することが出来ること。
③出席状況など、研修受講者に関する状況を確実に把握し、保存できること。
4 研修内容
基本研修(講義)研修カリキュラム
大項目 | 中項目 | 時間 |
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1.人間と社会 1.5時間 | ||
(1)個人の尊厳と自立 (2)医療の倫理 (3)利用者や家族の気持ちの理解 |
0.5 0.5 0.5 |
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2.保健医療制度とチーム医療 2時間 | ||
(1)保健医療に関する法律 (2)医行為に関係する法律 (3)チーム医療と介護職との連携 |
1 0.5 0.5 |
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3.安全な療養生活 4時間 | ||
(1)たんの吸引や経管栄養の安全な実施 (2)救急蘇生法 |
2 2 |
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4.清潔保持と感染予防 2.5時間 | ||
(1)感染予防 (2)職員の感染予防 (3)療養環境の清潔、消毒法 (4)減菌と消毒 |
0.5 0.5 0.5 1 |
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5.健康状態の把握 3時間 | ||
(1)身体・精神の健康 (2)健康状態を知る項目(バイタルサイン等) (3)急変状態について |
1 1.5 0.5 |
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6.高齢者および障害児・者の「たんの吸引」概論 11時間 | ||
(1)呼吸のしくみとはたらき (2)いつもと違う呼吸状態 (3)たんの吸引とは (4)人工呼吸器と吸引 (5)子どもの吸引について (6)吸引を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意 (7)呼吸器系の感染と予防(吸引と関連して) (8)たんの吸引により生じる危険、事後の安全確認 (9)急変、事故発生時の対応と事前対策 |
1.5 1 1 2 1 0.5 1 1 2 |
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7.高齢者および障害児・者の「たんの吸引」実施手順解説解説 8時間 | ||
(1)たんの吸引で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持 (2)吸引の技術と留意点 (3)たんの吸引に伴うケア (4)報告および記録 |
1 5 1 1 |
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8.高齢者および障害児・者の「経管栄養」概論 10時間 | ||
(1)消化器系のしくみとはたらき (2)消化・吸収とよくある消化器の症状 (3)経管栄養法とは (4)注入する内容に関する知識 (5)経管栄養実施上の留意点 (6)子どもの経管栄養について (7)経管栄養に関係する感染と予防 (8)経管栄養を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意 (9)経管栄養により生じる危険、注入後の安全確認 (10)急変、事故発生時の対応と事前対策 |
1.5 1 1 1 1 1 1 0.5 1 1 |
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9.高齢者および障害児・者の「経管栄養」概論 8時間 | ||
(1)経管栄養で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持 (2)経管栄養の技術と留意点 (3)経管栄養に必要なケア (4)報告および記録 |
1 5 1 1 |
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50時間 |
基本研修(演習)研修カリキュラム
行為 | 実施回数 | |
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痰の吸引 | 口腔内の喀痰吸引 | 5回以上 |
鼻腔内の喀痰吸引 | 5回以上 | |
気管カニューレ内部の喀痰吸引 | 5回以上 | |
経管栄養 | 胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養 | 5回以上 |
経鼻経管栄養(滴下) | 5回以上 | |
経鼻経管栄養(半固形) | 5回以上 | |
救急蘇生法 | 1回以上 |
実地研修カリキュラム 第一号研修
行為 | 実施回数 | |
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痰の吸引 | 口腔内の喀痰吸引 | 10回以上 |
鼻腔内の喀痰吸引 | 20回以上 | |
気管カニューレ内部の喀痰吸引 | 20回以上 | |
経管栄養 | 胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養(滴下) | 20回以上 |
胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養(半固形) | 20回以上 | |
経鼻経管栄養 | 20回以上 |
第二号研修
行為 | 実勢回数 | |
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痰の吸引 | 口腔内の喀痰吸引 | 10回以上 |
鼻腔内の喀痰吸引 | 20回以上 | |
経管栄養 | 胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養(滴下) | 20回以上 |
胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養(半固形) | 20回以上 | |
経鼻経管栄養 | 20回以上 |
基本研修(演習)及び実地研修については、評価の実施により技能の習得の確認を行います。
5 遅刻・早退・欠席の取り扱い
6 補講の実施
(1)基本研修(講義)後の筆記試験が不合格の場合
筆記試験を不合格となった者のうち、総正解率9割以上の者に対しては、別途補講日と再試験をそれぞれ設け、補講と再試験を実施します。なお、補講および再試験は1回までとし、補講の修了が認められない場合もしくは再試験が不合格の場合は、基本研修(講義・演習)の履修を無効とします。
(2)基本研修(演習)の評価が不合格の場合
所定回数以上の演習を行った上で、評価が不合格となった者に対し、別途補講日を設け、補講を実施し、改めて評価を行います。なお、補講は1回までとし、評価が不合格であった場合は、基本研修(講義・演習)の履修を無効とします。
7 研修会場及び日程
会場
講義・筆記試験 | 流山中央病院附属泉リハビリテーション病院 会議室 |
演習 | 流山中央病院附属泉リハビリテーション病院 会議室 |
実施研修 | 流山中央病院附属泉リハビリテーション病院 特別養護老人ホーム あざみ苑 各利用者の居宅または居所 (施設を含む) |
※公共交通機関をご利用ください。
日程
2月開講 | 9月開講 | ||
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1日目 | 開校式 個人の尊厳と自立 医療の倫理 利用者や家族の気持ちの理解 保健医療に関する制度 医行為に関する法律 チーム医療と介護職との連携 感染予防 職員の感染予防 療養環境の清潔、消毒法 滅菌と消毒 |
2月1日(土) | 9月6日(土) |
2日目 | 身体・維持の健康 健康状態を知る項目(バイタルサイン) 急変状態について たんの吸引や経管栄養の安全な実施 救急蘇生法 (演習)救急蘇生法(1回以上) |
2月8日(土) | 9月13日(土) |
3日目 | 習熟確認テスト 呼吸の仕組みとはたらき いつもと違う呼吸状態 たんの吸引とは 人工呼吸器と吸引 子どもの吸引について |
2月15日(土) | 9月20日(土) |
4日目 | 吸引を受ける利用者や家族の気持ちと対応 呼吸器系の感染と予防(吸引と関連して) たんの吸引により生じる危険、事後の安産確認 急変、事故発生時の対応と事前対策 習熟確認テスト(たんの吸引概論) たんの吸引で用いる器具・器材とその仕組み たんの吸引に伴うケア |
2月22日(土) | 9月27日(土) |
5日目 | 報告及び記録 吸引の技術的留意点 |
3月1日(土) | 10月4日(土) |
6日目 | 消化器系の仕組みと働き 消化・吸収とよくある消化器の症状 経管栄養法 注入する内容に関する知識 経管栄養実施上の留意点 子どもの経管栄養について |
3月8日(土) | 10月11日(土) |
7日目 | 経管栄養に関係する感染と予防 経管栄養を受ける利用者や家族の気持ちと対応 説明と同意 経管栄養により生じる危険、注入後の安全確認 急変、事故発生時の対応と事前対策 習熟確認テスト(経管栄養概論) 経管栄養で用いる器具、器材とその仕組み、清潔の保持 経管栄養に必要なケア 報告及び記録 |
3月15日(土) | 10月18日(土) |
8日目 | 経管栄養の技術的留意点 筆記試験 演習オリエンテーション 試験結果発表 |
3月22日(土) | 10月25日(土) |
9日目 | 演習試験 口腔内の喀痰吸引 鼻腔内の喀痰吸引 胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養(滴下) 胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養(半固形) 経鼻経管栄養 |
3月29日(土) | 11月1日 |
実地研修 指導者の下、所定の実施回数が修了するまでの期間 |
8 受講定員
15名 |
9 研修の一部免除
(1)社会福祉士及び介護福祉士法第40条第2項第1号から3号までもしくは第5条の規定に基づく養成施設もしくは学校又は同項第4号の規定に基づく高等学校もしくは中等教育学校において医療的ケア(実地研修を除く)の科目を履修した方
(履修免除の範囲)基本研修
(2)社会福祉士及び介護福祉士法第40条第2項第1号から第3号までもしくは第5条の規定に基づく養成施設もしくは学校又は同項第4号の規定に基づく高等学校もしくは中等教育学校において医療的ケア(実地研修を含む)の科目を履修した方
(履修免除の範囲)基本研修および実地研修
(3)「特別養護老人ホームにおけるたんの吸引等の取り扱いについて」(平成22年4月1日医政発第0401第17号厚生労働省医政局長通知)に基づくたんの吸引等を適切に行うために必要な知識および技術に関する研修を修了した方
(履修免除の範囲)基本研修の演習のうち「虚空の喀痰吸引」および実地研修うち「口腔内の喀痰吸引」
(4)平成22年度に厚生労働省から委託を受けて実施された「介護職員によるたんの吸引等の試行事業(不特定多数の者対象者)の研修(平成22年度老人保健増進など事業「介護職員によるたんの吸引等の試行事業の研修のあり方に関する調査研究事業」を修了した方
(履修免除の範囲)基本研修(講義)、基本研修(演習)及び実地研修(上記研修において実地研修を修了した行為に限る)
(5)「「平成23年度介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業」の実施について」(平成23年10月6日老発第1006号第1号厚生労働省老健局長通知)に基づく研修を修了した方
(履修免除の範囲)基本研修(講義)(筆記試験に合格した方)基本研修(演習)および実地研修(上記研修において修了した行為に限る)
*(1)(2)に関する注意事項
医療的ケアの科目を通信課程で履修した方については、⑦高齢者および障害児・者の「たんの吸引」実施手順解説⑨高齢者およぶ障害時・者の「経管栄養」実施手順解説の補講を受講していただきます。
10 受講料
【喀痰吸引等研修 受講料内訳 受講料一覧表】
通常の受講料 | 減額対象(修了済の研修がある方) | ||||||
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喀痰吸引等 研修修了者 |
介護福祉士実務者研修 (医療的ケア-50時間修了者) |
特別養護老人ホーム14時間研修修了者 | 喀痰吸引等研修(第二号研修修了者) | 人工呼吸器装着者への実施研修 | |||
通信課程 | スクーリング | ||||||
基本研修費 (テキスト含) |
40,000円 | 4,000円 2項目受講 |
40,000円 | ||||
演習費 | 20,000円 | 17,000円 | 10,000円 | ||||
実施研修費 (1行為10,000円) |
50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 1行為10,000円 ×希望数 |
10,000円 |
事務処理費 | 20,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 20,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
合計 | 130,000円 | 60,000円 | 64,000円 | 60,000円 | 127,000円 | 10,000+ 実習費 |
30,000円 |
※ 補講・追試 1,100円/1科目
11 募集期間
開始月 | 受講申込開始日 | 受講申込締切日 | 選考結果通知投函予定 | |
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第1回 | 令和7年2月~ | 令和7年1月 | 令和7年1月25日(土) | 随時 |
第2回 | 令和7年9月~ | 令和7年4月 | 令和7年8月31日(土) | 随時 |
12 申込書類
・推薦状
・研修の一部免除対象者は修了証明書の写し
13 申込方法
(受付時間 平日9:00~16:00まで)
【窓口】 | 〒270-0114 千葉県流山市東初石2-117-3 流山中央病院居宅介護支援事業所 喀痰吸引等養成施設事務局 |
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14 選考方法
【選考基準】
・受講定員を上回る申込みがあった際は、喀痰吸引及び経管栄養の利用者の多い施設からの申込者を優先する。
15 選考結果の通知とその後の手続き
16 受講料以外の費用
実習着 | 白のポロシャツ チノパン(ベージュ) 白の運動靴(清潔なもの) 各自ご準備ください。 |
駐車場 | 指定した駐車場をご利用下さい。(事前申請必須) |
補講・追試 | 1,100円/1科目 各自の負担となります。 |
その他 | 文具・飲食は各自の負担となります。 |
17 個人情報の取り扱い