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脳神経外科

 

「日本脳神経血管内治療学会研修施設」 認定病院

当院の脳神経外科では、脳動脈瘤、クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞などの血管障害だけでなく、脳動静脈奇形や硬膜動静脈瘻といった、珍しい疾患もカバーしています。
従来開頭術が主流であったこの領域で、今は脳血管内治療というものがかなりの領域をカバーできるようになり、より低侵襲で治療が可能となりました。すべてが血管内治療で済むことはないのですが、適応をきちんと踏まえていればかなりの範囲で患者さんに寄与することができると思います。

当院は、平成25年3月1日付けで「日本脳神経血管内治療学会研修施設」の認定を受けました。


 

当院が日本脳卒中学会より一次脳卒中センターとして認定されました。

この度、当院が日本脳卒中学会より
一次脳卒中センターとして認定されました。

 現在当院では、脳卒中センターの開設に向け準備を進めております。
開設準備として、2020年1~3月までに西館2階の改築工事を行い、4月から脳神経外科病棟が本館3階から西館2階へ移動となります。この改築・工事によりSCU(脳卒中ケアユニット)が現在の3床から6床へ増床、脳卒中急性期症例の受け入れ体制の更なる充実を目指します。

詳細が決定次第、ご案内させていただきます。
今後とも、流山中央病院をよろしくお願い申し上げます。

脳卒中センターとは?

「脳卒中センター」とは、地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(t-PA静注療法を含む)を開始できる施設です。

一般社団法人日本脳卒中学会の認定要件をクリアした病院が、
「脳卒中センター」の認定を受けられます。

認定要件は下記の通りです。

(1) 地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(t-PA静注療法を含む)を開始できる。
(2) 頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
(3) 脳卒中ユニット(SU)を(注1)有する。
(4) 脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が24H/7D体制で勤務している。
(5) 脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる(注2)。
(6) 脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
(7) 機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい。実施できない場合には、血栓回収脳卒中センターや包括的脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する。
(8) 定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質(注3)をコントロールする。

注1) 脳卒中ユニット (SU)とは、 「多職種からなる専属の脳卒中チームが配属され、他疾患と明確に分離された脳卒中患者専用の病棟 (または 病床) 」と定義する。診療報酬上の脳卒中ケアユニット (SCU) は脳卒中ユニット(SU)に含まれる。

注2) 暫定期間を設け、脳卒中専門医を rt-PA 講習受講後の脳神経外科専門医もしくは神経内科専門医で代行可能とする。

注3) rt-PA 静注療法施行例と機械的血栓回収療法施行例のデータ (症例数と3ヵ月後のmRS) 提出

※t-PA(血栓溶解療法)とは?
詰まった血栓を薬で溶かす治療方法です。脳梗塞を起こしてから4.5時間以内の患者さんに行うことができます。

※SCU(脳卒中ケアユニット)とは?
脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)急性期の患者さんに対し、発症早期から24時間体制で専門医療スタッフがチームで集中的・専門治療を行う病床です。

脳神経外科HPは【こちら】です。対応疾患・手術について詳細をご覧になれます。

本院で脳神経外科検査または治療を受ける患者さんへのお願い

 現在、当院では、「日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)」に協力しています。2018年1月から当院脳神経外科に入院された患者さんの臨床データを解析させて頂き、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。また、学会発表や論文作成において、患者さんから得られた画像や検査結果などを使用することがあります。

 解析(または学会発表・論文作成など)に提供(使用)するデータは、個人を特定できない形に加工した上で提供(使用)しますので、患者さんの個人のプライバシーは完全に保護されます。

 上記内容に自分のデータが使用されることを望まない方は、総合受付にその旨お申し出下さいますようお願い致します。
 その他研究事業についての資料の閲覧を希望される方は、研究班ホームページ(http://jns.umin.ac.jp)をご参照下さい。

日本脳神経外科学会 データベース事業 事務局
一般社団法人 日本脳神経外科学会

流山中央病院 脳神経外科


 

脳神経外科診療日

受付時間  午前 8時00分~11時30分 / 午後 1時30分~5時00分

 
午前 金澤
内田
妹尾 嶋口 金澤
金澤
(要紹介状)
女子医
神野
(第1,3,5週)
岡本
(第2週)

(第4週)
渡部
(第5週)
午後 金澤 渡部
妹尾
(第2,3,4,5週)
嶋口 東田 女子医 担当医
(第1,3,5週)
山澤
(第1,3週)
岡本
(第2週)

(第4週)

 

診断・治療について

脳神経外科領域は、画像診断が非常に重要な領域の、代表的なひとつです。当院では東芝社製64列のマルチスライスCT、1.5テスラのMRI、3D Rotational DSA装置を常備し、診断・治療にあたっています。特に血管内治療においては、DSA装置(脳血管撮影装置)が重要で、これを有効に使うことが治療上大切です。

開頭術と血管内治療とは、同じ病変に対してどちらも可能という場合があります。そういう場合、どちらがbetterかという議論がよくありますが、治療を行うDrの専門もあり、無事にさえ終われば、どちらがよいということはないと思います。当院のスタンスとしては、同様の結果が得られるのであれば、より低侵襲であると思われる「血管内治療」を第一選択としています。極力偏りのない、「Hybrid」な「脳神経外科」を目指しています。

こちらもご覧ください

 

手術件数/実績

 

脳神経外科担当医の紹介

金澤 隆三郎

<略歴>
1995年 福島県立医科大学卒業。同4月脳神経外科入局
1997年 日本医科大学脳神経外科へ異動
1999年 日本医科大学千葉北総病院在籍中にIVRを始める
2001年 脳神経外科専門医取得
2003年 亀田総合病院脳神経外科へ医長として派遣
2004年 医学博士取得
2006年 日本脳神経血管内治療学会専門医取得
2009年 埼玉医科大学国際医療センター脳血管内治療科講師
2010年 日本脳神経血管内治療学会指導医取得
2012年 流山中央病院脳神経外科へ入職
2013年 流山中央病院、日本脳神経血管内治療学会研修施設認可
    液体塞栓物質 (Onyx) 実施医取得
2016年 日本脳神経外科学会 研修施設認可
2017年 日本脳卒中の外科学会 技術指導医 取得
2019年 日本脳卒中学会 専門医 取得
    流山中央病院 一次脳卒中センター (PSC)認可
2020年 流山中央病院 Flow Diverter stent実施施設認可
    流山中央病院 日本脳卒中学会研修教育施設 認可

専門分野 脳神経外科
脳血管障害、脳血管内治療
主な資格・専門医 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
World Federation Interventional Theraputic Neuroradiology (Senior Member)
日本脳卒中学会専門医
日本脳卒中の外科学会 技術指導医
東京女子医科大学東医療センター脳神経外科 非常勤講師
医学博士
所属学会等 日本脳神経外科学会 
日本脳神経血管内治療学会 
日本脳卒中学会
日本脳卒中の外科学会
WFITN (World Federation of Interventional & Therapeutic Neuroradiology)
日本脳神経減圧術学会
日本脳神経外科コングレス学会
日本脳神経外傷学会
患者さんへのメッセージ
  ~Hybrid Neurosurgeonへの道
脳神経外科領域というのは主に、下記の疾患を対象とします。

脳動脈瘤 クモ膜下出血や、未破裂動脈瘤
脳梗塞 急性期血栓溶解や、狭窄性疾患の治療
脳出血 高血圧性脳出血、脳動静脈奇形などの血管異常からの出血
頭部外傷 怪我による頭蓋内出血の治療
脊髄血管奇形 脊髄にも動静脈奇形や動静脈瘻といった疾患があります。

当院のような一般病院では、多くが急性期疾患であり、救急車で運ばれてくる患者さんを対象としています。その多くが、血管障害の患者さんです。
現在、脳卒中、特に脳動脈瘤や虚血性脳疾患(脳梗塞)の治療においては「脳血管内治療」は欠くべからざる治療法となっています。従来の「開頭手術」と異なり、頭部を切開しないので、患者さんにとっては非常にメリットのある治療法です。
ただ、この治療は、外から見ると何もしていないように見える反面、合併症を来したときには重篤になり、インパクトの強いものとなります。
さらに、画像検査をしっかり行い、血管内治療が可能なのかどうかを判別できることが必要です。無理をすると危険な合併症に繋がるからです。そこの見極めはとても重要です。

個人的な見解となりますが、血管内治療で済む場合はそうしたほうが、明らかに患者さんに寄与する場合が多いと思われます。血管内治療が無理な場合は無理せず開頭術を行い、適正かつ安全な治療をすべきと考えています。
私は平成7年の卒業ですが、我々の世代意向、我が国の脳神経外科領域は、開頭術と脳血管内治療とを分けてゆく流れとなり、大きな病院ではほとんど分業体制が出来上がりました。今では脳血管撮影をできない、知らない脳外科医も多くなり、開頭術と血管内治療とは完全に分離されています。専門という意味では良いことも多いのですが、逆に新しい脳外医にとっては、どちらかを早期に選択しなければならない状態ともなっており、広く勉強したいと思う医師にとっては、少し物足りない状況も存在すると思われます。

私自身も4,5年目のころに「どっちにするのか?」とよく聞かれ、周りの多くの先生が自分の専門を選択してゆく中、開頭術と血管内治療とは相補的な関係であるのに、どうして分けるのか、その理由が理解できなかったため(方法論が異なるので分かれるのは当然として、行使する側である人間が片方を選択しなければならないということに対して理解がしにくかったということ)、ひっそりと両方を学ぶことを決め、開頭術が主な施設ではそれを、逆の施設では血管内治療を学んでまいりました。それは決して楽な道のりではありませんでした。また、周りにそういう人を知らないため、自分の選択が正しかったかどうかの判断は難しいですが、手術というものを考えたときに、双方を知り、行使できることは非常に良いという印象は持っています。いわゆるGod Handというものは無理としても、守備範囲が広い分だけ無理をしなくなり、広角的な視野を持つことができるように思います。血管内治療では時に、術中の判断で開頭術へ移行しなければならないケースが存在します。その時に自分の判断で決断し行動できるということは、何よりも大きなメリットであり、患者さんへの寄与が大きなものと思います。治療のうえで「中庸」というものを大事にし、広い視点から考えることは、確実に患者さんにメリットをもたらすものと確信しております。流山中央病院は大きな病院でないがゆえに、私のような考えも実践できるという利点があります。
 今の脳外科医の多くが開頭か血管内かのいずれかであり、迷った時には慣れた「開頭」または「血管内治療」で治療を行う先生が多いと思います。両方の治療は今でも発展を続けており、5年前に危険だったものが安全に治療できる、そんな時代となっていて、片方の手段でも、多くの症例はカバーでき、治療もできると思いますが、そんなときに「開頭術の方がより安全」「血管内治療で十分治療目的は達成できる」ということがあって、別の治療方法を採用するよりはより安全性、確実性、患者さんにとってのメリット、を確保できる治療を選択するということは極めて大切なことだと思います(自分にとってやりやすい-確実にできる-という観点だけでなく、患者さんにとりメリットが大きいという側面も考慮した選択ができるということ-「安全・確実」+「患者さんの希望」という側面を容れても治療が施行できる)。そのためには、脳血管内治療に関してある一定のレベル以上を自分が持っていなければなりません。その条件下で血管内治療を安全・確実に行使できれば、それは患者さんにとって極めて利益の多い治療になります(やや自分の経験からの言い方になってしまいますが)。それを自分の頭で判断し、決定できる、それを私はHybrid Neurosurgeon(Hybridな脳外科医)と思っています。日々患者さんの治療を通じて新しい経験から学ぶことが多く、そこから自分を更に高めて、患者さんへ貢献することが私や病院の役割であり責任であると考えています。


検査棟 紹介動画

検査棟 紹介動画

脳神経外科 部長 金澤隆三郎による 検査棟の紹介動画です。
【紹介動画はこちらのリンクからご覧になれます。】

内田 貴範

<略歴>
1999年3月 獨協医科大学 卒業
1999年4月 獨協医科大学 越谷病院脳神経外科
2001年4月 獨協医科大学 越谷病院脳神経外科 助教
2012年4月 さいたま市民医療センター 脳神経外科 科長

主な資格・専門医 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医
日本脳卒中学会専門医
臨床研修指導医
所属学会等 日本脳神経外科学会
日本脳神経血管内治療学会
日本脳卒中学会

東田 哲博

<略歴>
2003年 横浜市立大学医学部卒業
2003年~2005年 NTT東日本関東病院 臨床研修医
2005年~2008年  横浜市立大学 脳神経外科 医師
2008年~2010年  米国ウェイン州立大学 脳神経外科 臨床フェロー
2010年〜2012年 米国テネシー大学 脳神経外科 臨床フェロー
2012年〜2014年 小田原市立病院 脳神経外科 医長
2014年〜2016年 横浜市立大学 脳神経外科 助教
2016年〜  流山中央病院 脳神経外科

担当 脳神経外科
専門 脳神経外科全般・脳血管内治療
主な資格・専門医 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
日本脳卒中の外科学会技術認定医
臨床研修指導医
米国医師免許(ECFMG Certificate)
医学博士
所属学会・研究会 日本脳神経外科学会
日本脳神経血管内治療学会
日本脳神経外科コングレス
日本脳卒中学会
日本脳卒中の外科学会

嶋口 英俊

<略歴>
1994年 秋田大学医学部 卒業

主な資格・専門医 日本脳神経外科学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医

岡本 幸一郎

〈略歴〉
旭川医科大学 卒業
国立国際医療研究センター病院 脳神経外科 在籍

担当科 脳神経外科
専門 頭部外傷、脳血管障害、脳腫瘍等
主な資格・専門医 日本神経外科専門医、神経内視鏡技術認定医、がん治療認定医

渡部 彩子

<略歴>
1996年 浜松医科大学 卒業
1996年 横浜市立大学(臨床研修医、脳外科)
2003年 琉球大学大学院
2006年 森山記念病院
2007年 横須賀共済病院
2008年 藤井脳神経外科病院
2012年 三井記念病院
2018年 ハイデルべルグ大学(研究員)

担当科 脳神経外科
専門 脳腫瘍・脳神経外科一般
主な資格・専門医 脳神経外科専門医・指導医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
医学博士
所属学会・研究会 日本脳神経外科学会
日本脳神経外科コングレス
日本神経内視鏡学会
日本脳卒中学会
日本脳卒中の外科学会
日本脳神経血管内治療学会


神野 崇生

<略歴>
2007年 聖マリアンナ医科大学 卒業
2008年 聖マリアンナ医科大学医学部附属大学病院/臨床研修医
2010年 聖マリアンナ医科大学医学部附属大学病院 脳神経外科
2014年 聖マリアンナ医科大学 助教 脳神経外科学
2014年 聖マリアンナ医科大学医学部附属病院 医長
2015年 川崎市立多摩病院
2016年 東京都立小児総合医療センター 脳神経外科(国内留学)
2018年 石岡循環器科脳神経外科病院
2020年 町田市民病院
2020年 学校法人 北里研究所 北里大学病院 助教
2021年 流山中央病院 脳神経外科

担当科 脳神経外科
専門 脳神経外科一般
脳卒中
神経内視鏡
主な資格・専門医 日本脳神経外科学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
脳血栓回収療法実施医認定
所属学会・研究会 日本脳神経外科学会
日本神経内視鏡学会
日本脳血管内治療学会
日本小児脳神経外科学会
日本脳卒中学会

脳卒中に関して

くも膜下出血、脳内出血(脳溢血)、脳梗塞の3者を総称して「脳卒中」と言います。これは文字通り、「突然発症」することが大きな特徴・原則です。


脳神経外科HP

対応疾患・手術について詳細をご覧になれます。



関連施設

                 
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